蕁麻疹
蕁麻疹
診断は湿疹の性質と問診で確定されます。比較的簡単です。
治療は原因、悪化因子の除去と抗ヒスタミン薬の内服です。 当院では20種類以上の飲み薬を組み合わせています。薬の選択が命です。多くの薬から個々人にあったものを選ぶ必要があります。
蕁麻疹は身体外からの働きかけに対する生体反応の結果あらわれます。体内での処理が穏便に済まず体が強くその物質を嫌ったときに蕁麻疹は起こってきます。生体の維持を脅かすことが起こったという危険信号ともいえます。過剰防衛反応であり、免疫力の強い人ほど強く発現することがあります。花粉症や喘息などのある人は蕁麻疹を起こしやすいのはこのためです。
診断は簡単でも、原因を特定するのは難しいとされています。
どのようなことで蕁麻疹が発症したで判断します。
例えば、ある食べ物を食べたから蕁麻疹が起きた場合、再度それをたべてみることも診断に役に立ちます。
食物では牛乳、チーズ、卵などの乳製品、サバ、マグロなどの魚類、エビ、カニなどの甲殻類、牛肉、豚肉、肉類、小麦、大豆、ソバなどの穀類、野菜、果物、食品添加物がアレルギー性の蕁麻疹を起こしやすい代表です。
温かい、寒い、熱い、冷たいといった温度の変化や、日光や汗などの自然物質でも蕁麻疹は起きます。
食べ物だけではなく、こする、かく、触れるなど、直接的に皮膚を刺激した場合も蕁麻疹を発症します。
犬や猫などの動物の毛、昆虫やその糞、入れ歯やネックレス、時計などを含んだ金属、化学物質で蕁麻疹が出る人もいます。
ストレスなどの精神的負担でも発症します。
風邪などの原因となるウイルスなどの感染でも蕁麻疹が起きる場合があります。
このようにさまざまなものが蕁麻疹の原因となります。
蕁麻疹の検査は原因の検索のため、血液検査が一般的です。