禁煙外来

禁煙外来について

当院では、禁煙外来を保険適応で施行できる施設基準を有しています。よって、下記の3つの条件を満たした場合、保険適応で禁煙加療をすることが可能です。診察時間内なら予約は不要です。いつでもご来院ください。

① 次の10項目のうち5項目以上に該当する人
・自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがあった。
・禁煙や本数を減らそうと試みてできなかったことがあった。
・禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがあった。
・禁煙したり本数を減らそうとした時に、次のどれかがあった。
(イライラ、神経質、落ち着きがない、集中しにくい、憂鬱、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手の震え、食欲または体重増加)
・上の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがあった。
・重い病気にかかって、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがあった。
・タバコのために健康問題が起きていることがわかっていても吸うことがあった。
・タバコのために精神的問題が起きているとわかっていても吸うことがあった。
・自分はタバコに依存していると感じることがあった。
・タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かあった。
② 「1日の喫煙本数」×「喫煙年数」= 200以上の人
③ 禁煙するつもりがあり禁煙外来の説明後に「禁煙プログラム治療」に同意できる人

喫煙者の70%はニコチン依存症と言われています。タバコをやめられないのは、あなたの意志の弱さではなく、ニコチンのもつ強い依存性が原因です。
このような喫煙習慣は「ニコチン依存症」といわれ、治療が必要な病気とされています。
病気は意志の力だけで治せるものではありません。禁煙成功のために、保険診療が可能な当院で禁煙を始めませんか?

健康保険でかかる費用について

健康保険等を使った禁煙治療にかかる費用(自己負担分1割として)は、処方される薬にもよりますが約3ヵ月で4000~6000円程度です。当院では保険がききますのでこれだけでOKです。
これは、1週間あたりで換算すると約300~500円となり、毎日20本タバコを吸う方なら、約1-2日分のタバコ代に相当します。
ちなみに保険がきかない医療機関では自費診療となりますので価格は一定しませんが、5-6万円以上かかる医療機関が多いようです。

禁煙に当院ではチャンピックスという薬を使用しています。

チャンピックスはニコチンを含まない薬です。
ニコチンを含まない飲み薬は、イライラなどのニコチン切れ症状を軽くするほか、タバコをおいしいと感じにくくします。チャンピックスは、禁煙の為の飲み薬です。

チャンピックスの薬の効く理由は

タバコを吸うと、脳にあるニコチン受容体という部分にニコチンが結合して、快感を生じさせる物質(ドパミン)を放出させます。
チャンピックスは、この受容体に結合することで、ニコチンの場合より少量のドパミンを放出させて、イライラなどのニコチン切れ症状を軽くします。
また、ニコチンが受容体に結合するのを邪魔して、タバコを吸っても“おいしい”といった満足感を感じにくくすることにより、禁煙を助ける薬です。

飲み方は

1日2回、食後に飲みます。
飲み始めの1週間はタバコを吸いながら服用し、8日目には禁煙を開始します。
通常、服用期間は12週間です。