手根管症候群
手根管症候群
手根管症候群とは、いろいろな原因で手根管の内圧が上がり、正中神経が圧迫されて引き起こされる疾患です。
女性に多く、手首を酷使する職業の人によく認められます。妊娠や閉経によって症状が引き起こされることがあります。
症状は第1、2指、3指、4指に痛みとジンジンする感じや痺れなどです。症状が進むと、母指や人差し指に力が入らない、小さな物が摘めなくなります。
治療は手首の酷使をやめ、非ステロイド系抗炎症剤やビタミンB製剤を経口していただきます。リハビリテーションは電気刺激療法(SSP)や温熱療法を行います。また、注射療法として、手根管内にステロイド剤の注射が効果的です。当院では、それぞれを組み合わせて加療しています。